2011-02-08 きっとそれでもあの人は変わらず過ごしているだろう 雪で街が霞んでいた。空に溶け込む遠くの建物は、冬の陽炎のようだった。 手に入らないからほしいと思っているなら無様だな。 昨晩、金縛りに遭った。全身が火照ると同時に痺れて動けなくなり、頭の中でパニックになっているうちに血の気と共に痺れが引いていった。 目も開けられなかったから怖いものを見なくて済んだのが唯一の救い。 体を疲れさせないと寝つきが悪くなるから嫌だ。外に出よう。明日は、外に出よう。